デジカメ使い勝手1

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この記事はデジタルカメラの初心者の方を対象にしています。
わたしも専門家ではありませんので記事の中に間違いがありましたらお知らせ下さい。初心者の方の参考になれば幸いです。

まえがき

最近、行楽地に行くと子供からお年寄りまで幅広く当たり前のようにデジカメを持ってパチパチと写真を撮っている光景を良く見かけます。先日NHKのTVで放送していましたが世界のデジカメのシェアーの90.5%は日本が占めているそうです驚きですね。
わたしは2年前までスチール(フィルム)カメラしか使っていませんでした。正直デジカメを使い出したのは2年前です。本当はデジカメは写真じゃないと思っていたからです,今でも結構同じ様な考えでデジカメを毛嫌いする写友もいます。

デジタルカメラについて

デジカメとフィルムカメラの違い。ご存知のようにフイルムカメラはレンズを通して撮像光をフィルムに感光させフィルムを現像してからスライドか印画紙に焼き付けて見ます。
デジカメはレンズからの撮像光をCCD(CMOS型もある)撮像素子に取り込んで電気信号に変換デジタル化しパソコンで見たり撮影直後の映像をカメラについた液晶モニターで見たりプリントして見る事が出来ます。

CCD(撮像素子)て、なぁーに

CCDには小さな受光素子(画素単位ピクセル)が碁盤の目の様にたくさん並んでいて、一個ごとに光の強さを測っています。この画素数が多いほど細かく滑らかな映像が撮れます。拡大してもギザギザになりにくくなります。CCD自体は色の区別は出来ません光のみです色の区分けはCCDの前にカラーフィルターが付いていますCCDはこのカラーフィルターを通して色の光を電気信号に変換しています。
画素数200万画素とか300万画素とかいろいろありますが、デジカメの写真のサイズ(解像度)はそのカメラの画素数で決まります。例えば200万画素のカメラだと最大横1600個×縦1200個=192万画素(ピクセル)並んだ事になります。
これをパソコンのモニターで見るときは(800×600あるいは1024×768が普通のサイズです)130万画素あれば十分と言う事になります。プリントして見る人でも2L版(キャビネ)以下で十分と言う人は200万画素あればで十分です。A4/A3までプリントしたい人でも300〜400万画素あれば十分です。
最近は300万画素400万画素500万画素とかの高画素カメラが多く売られていますが大きくプリントしなければ高価なカメラは必要ないと思います。
また、コンパクトデジカメでは高画素イコール高画質にはなりません。むしろあまり高画素にすると画質は落ちます、理由はCCDの面積が問題です面積が同じで画素数だけ多くすれば情報量は多くなりますが一個あたりの受光面積は小さくなり受光感度が悪くなり、電子回路も情報過多によりオーバーフロー起こし色ずれやピンボケ、ノイズ等の原因になります、ですから一概に高画素高画質とは云えません。
一般のコンパクトデジカメラのCCDサイズは8.8×6.6mmです、一眼レフデジカメのサイズは24×16mmです35mmのフィルムカメラ36×24mmです、お分かりのように同じ画素数であればCCDのの面積が大きいほうが有利です。
しかしフルサイズ(35mm)やAPS-c規格のCCDは高価でコンパクトカメラでは使用で出来ません、又カメラの大きさも小さく出来ません。現在一眼レフデジカメはAPS-cサイズの24×16mmが一般的です。フィルムのAPS規格は30.2×16.7mmその長辺をきって24×16mmがAPS-c規格です。

デジカメのメリット

1.画像を記録するメモリーは何回も消して使えます、フィルムのようににその都度購入する必要がありません、フィルムのように現像代もかゝりません。
2.プリントも自分で必要なものだけプリントする事が出来ますから経済的です。
3.写真はデジタルデータで保存しているので何年たっても色あせる事がありません。
4.パソコンやTVや液晶モニター付きカメラでいつでも見られます。
5.撮影に失敗してもその場で削除して撮り直しが出来ます。
6.画像の加工ソフトを使えば自分の好きなように加工が出来ます。
7.メールやホームページで写真を多くの人に見てもらえます。
8.図鑑などの記録写真には非常に便利です。

デメリット

1.画質がフィルムと比べるとやはり劣ります。デジカメで撮ったものをキャビネ程度でプリントして見てもちょっと見分けがつきませんがA4以上に拡大して両方並べてみると良く分ります。
2.デジカメは電源スイッチを入れてもすぐにはシャッターが切れません(だいぶ改善されたが)。またチャンスに一枚撮ってすぐに2枚目のシャッターを押してもシャッターが切れない経験があると思いますこれをレリーズタイムラグと云います。この原因はバッフファメモリーに一時的にデータをため画像処理や書き込み途中でも次の撮影が出来るように準備するために時間がかゝるからです。最近のカメラはずいぶんと改善されています。
3.バックのボケが旨く出ない、これはコンパクトカメラの宿命です、なぜかと言うと前にもちょっと述べましたが一眼レフに比べるとCCDが小さい事です、と言うことは被写界深度が深くなってしまうからです。被写体の奥のほうまでピントがあってしまうためバックがボケずらいことになります。
4.これはデジタルカメラの宿命ですがモアレジ縞が出ることです。原因は撮像素子CCDが規則正しく並んでいるので、パターン状の被写体を撮影するとモアレが発生しやすくなります。撮像素子の前にローパスフィルターをつけてある程度抑えています。また、ソフトで消す事も出来ますが現在はソフトが限られています。撮影の時軽減する方法はもし絞りが可変出来るのであれば一段絞ってみる、または写す角度を変えてみるのも一つの方法です。

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