デジカメ使い勝手8

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ホワイトバランスについて。
人間の目は、晴天、曇り空、白熱電球、蛍光灯の室内など、光源の色に関係なく白の被写体は白く見えます。それに対してデジタルカメラは、人間の目で白く見える色を画像でも白く見えるようにするには、照明の光に合わせて調整する必要があります。この調整を「ホワイトバランス」を合わせると言います。
ホワイトバランス±0 ホワイトバランス+3
写真はデジタル一眼レフ使用。レンズ60mmマクロF2.8
(1)左の写真はホワイトバランスの補正値±0です。
(2)右の写真はホワイトバランス+3です。ホワイトバランス±0の時より明るくなっているのが分ります。
(3)一般にはコンパクトデジカメの場合はホワイトバランスの補正がついていないものが多いと思います。付いていたら調整をして自分の好みに合わせて撮って見て下さい。
ホワイトバランス−3 ホワイトバランス蛍光灯
(1)左の写真はホワイトバランス−3です。画面が暗くなりました、このカメラはホワイトバランスの補正が±3まで調整する事が出来ます。
写真は0→+3→−3での違いを撮ってみましたが、撮影状況に応じて-3〜+3まで微調整して撮影してみましょう。
(2)右の写真はホワイトバランス蛍光灯に設定して撮ってみました。花びらが紫きがかって来ました。蛍光灯の室内で撮影する時はホワイトバランスの設定を蛍光灯にして撮れば白は白として撮れます。
(3)室内での撮影で光源が複雑な時はオートで一枚蛍光灯で一枚電球で一枚というように複数撮っておきましょう。
電球 フラッシュ
(1)左の写真はホワイトバランスを電球に設定しました。花びらが青くなりました、光源が電球の時は設定を電球にすれば白は白に撮れます。電球での撮影写真は温かみが出ます、また測光をスポットで撮影すると趣のある写真となります。
(2)右の写真はホワイトバランスをフラッシュに設定しました。画面全体が明るくなりました、花びらの色が飛んでいます。昼間フラッシュを使うときは、主にポートレートの撮影で逆光線の場合に使います。
ホワイトバランス±0露出±0 露出補正+0.3
露出補正について
(1)左の写真はホワイトバランス±0露出補正±0に設定。
ゆわゆる標準設定です、標準設定が一番無難ですが写真としては面白みにかけます。
(2)右の写真は露出補正+0.3です。標準の時よりいくらか明るく撮れています。この程度の明るさでしたらオーバーではありません。
露出補正+1.0 露出補正−0.3
(1)左の写真は露出補正+1.0に設定。花びらが白っぽくなってきました、露出オーバーですね。
逆光線で花など撮った場合花が真っ黒くなってしまう事がありますね、このような場合には露出をオーバー目にして撮ると花の色は出ます、但しバックは露出オーバーになります。
被写体が白の場合は露出はオーバー目に被写体が黒の場合は露出をアンダー目にするといいと思います。
(2)右の写真は露出補正−0.3に設定。画面全体が少し暗くなりました、花びらがピンク系ですからこの場合露出補正は+が正解と思います。
ホワイトバランスの補正と露出補正について書いてみましたが写真はこれでないと、いけないという決まりはありません。撮影者が意図するように撮れば良いと思います。
被写体にいろいろな色がありコントラストが強い場合何処に露出を合わせるかは、やはり数多く撮って経験するしかありません。
一般に明るい色(白とか黄色)は+補正被写色(赤とか青系)は−補正にしたほうが色は出ます。
被写体によってはハイキー、ローキーに撮った方が変化があって面白い写真になります。

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