上高地と乗鞍岳

ウエストンレリーフ 奥穂〜前穂〜明神
ウエストンレリーフ大正池と奥穂高〜前穂高〜明神岳
田代橋を渡り右に行くとある。イギリス国の宣教師として1888年(明治21年)に来日し布教のかたわら、槍ヶ岳をはじめ日本の山を歩き「日本アルプスの登山と探検」という本を出し初めて世界に紹介した。碑は日本山岳会が昭和12年(1937年)製作したが第二次世界大戦で撤去され戦後の昭和40年(1965年)に復興され現在に至る。毎年6月の第一日曜日にウエストン祭が催される。大正池は大正4年(1915ねん)の噴火で発生した泥流で梓川がせき止められて出来た池です。水没した枯れ木が独特の景観を作っています。水は一時少なくなりましたが昭和2年(1927年)に発電用ダムが作られたため、毎年多くの土砂が流入しているが水位が保たれている。ただそのために護岸工事で大分昔の面影はなくなってしまった様におもはれます。
残雪の岳沢 西穂高への稜線
残雪の岳沢西穂高への稜線
奥穂高に登るには涸沢回りもある時間がかかる。この岳沢から直登は中級者以上向きです。前の日は岳沢小屋に一泊して翌朝出発がよい、残雪が多い場合は注意が必要、奥穂高まで七八時間かかる。写真は奥穂高〜西穂高に向う稜線、このコースは中級者以上で無いとむり非常に危険な場所があるジャンダルム近辺のアップダウンその先の天狗のコル天狗岳から間ノ岳間は岩場が逆層で鎖もあるが特に注意が必要。奥穂高山荘から西穂高山荘までは10時間ぐらいかかる。
明神岳 初夏の梓川
明神岳初夏の梓川
明神岳には前穂高より前穂の吊尾根を経ていく方法と、涸沢より前穂の吊尾根に直登する事も出来る。ルートは上級者向き。近くに井上靖の小説で有名な氷壁がある。初夏の梓川は雪解け水が多く流れが速くなる。木々の芽吹きは気持ちが癒される。水はきれいに見えるが呑めないそうだ上流での汚染で呑めなくなったとの事。
焼岳 大正池
焼岳大正池
大正池の対岸に今も活動している焼岳がある。焼岳は上高地側から見るとなだらかな山に見えるが、飛騨側は険しい岩場で噴火の後が見られる。焼岳は今でも小規模の噴煙を上げている。焼岳えは田代橋を渡って西穂高登山道からも行かれる時間は3時間ほどだったと思う、但し装備はそれなりの支度が必要。大正池はまえはもっと広かった記憶がある、また枯れ木も本数が減ったような気がする。大正池で立ち枯れが多く残っているのはこの場所です、写真右側に田代池が続く。数年前に焼岳が爆発して大正池が狭くなり枯れ木も少なくなった。残念なのは川の両岸が人工石で固められてしまい、昔の自然の良さがなくなってしまいました。
田代池 残雪の乗鞍岳
田代池残雪の乗鞍岳
田代池は上高地の中でも一番落ち着くところです。梓川岸は観光客が多くゆっくり出来ない、田代池は少し奥になるので人も少ない。かもものんびりと泳いでいました。田代池は上湯沢から押し出した土砂で流れがせき止められた池です。昔はもっと広かったが、昭和50年(1975年)の大雨で土砂が広がり現在のように小さくなってしまいました。それにより植物の生態系も変りつつあります。北アルプスの南部に位置している乗鞍岳です。剣が峰は3026mを主峰として南に大日岳3014m、屏風岳2968m、北方に朝日岳2975m、魔利支天岳2873m、富士見岳2873年、権現池、亀ヶ池などの火口胡空なる複合火山体です。剣ヶ峰にはコロナ観測所がある。
一の瀬牧場 一の瀬からの乗鞍岳
一の瀬牧場の白樺一の瀬からの乗鞍岳
乗鞍岳高原の中で一番のんびる出来る場所です。一面の白樺林で芽吹きのコロは人も少なくここを中心としてミズバショウの群生地や善五郎滝へのトレッキングにも良い。後方に見える山は乗鞍岳です。一の瀬は白樺が多い後方に乗鞍岳が見える夏のシーズンにはキャンプも出来る施設も完備しているから夏休みの家族でキャンプするのも良い。
乗鞍高原の善五郎の滝 乗鞍高原の三の滝
乗鞍高原の善五郎の滝乗鞍高原の番所滝
その昔善五郎が大岩魚を釣り上げ、そのまま淵に引き込まれそうになったと言い伝えられた滝です。滝の周辺の景観も素晴らしいが周辺の渓谷もまた良い。。乗鞍岳で一番落差のある滝です。紅葉のシーズンはまた一番と鮮やかです。
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